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BNPL銘柄であるAffirm(AFRM)がAmazonと提携すると発表したことで株価が前日比+47%と暴騰しました!

今回は今話題のBNPLについてやで!
BNPLとは

BNPLとは「Buy Now Pay Later」の略語で、日本語だと「今買って後で支払う」です。
つまり、分割払いなどの後払い決済を意味する言葉です。
近年このBNPLという後払いサービスが大変注目を集めています。
BNPL普及の背景
アメリカはカード社会と言われるほどクレジットカードが広く普及しています。
そのため何枚もカードを持っているという人も珍しくありません。
しかしながら、アメリカのクレジットカードは基本設定がリボ払いであることが大半です。
つまり、最低金額だけ毎月支払えば、残りの債務を先送りできるのです。
これは使い勝手が良いという評価もできますが、利息を余計に支払うことで債務負担を増大させていると捉えることもできます。
また、カード決済時には金利がいくら付き支払総額がいくらになるのか把握することができないので、意図せず支払額が膨らんでしまう可能性があります。
もちろん、支払いが遅れれば支払遅延損害金を請求されることになります。
潜在的にはアメリカのクレジットカード支払構造にはこのような問題点がありました。
こうした中、2020年はコロナによる影響で非接触であるEコマース市場が活況となりました。
Amazonやウォルマート、ショッピファイ(3社ともAffirmと業務提携)などのネットショッピングを活用する機会が一気に増加しました。
ネットショッピングの決済は大半がクレジットカード情報を登録してカード決済を行うのが主流です。
しかし、クレジットカードには上に挙げたような問題点があります。
BNPLが一躍脚光を浴びた背景には、こうした社会的潮流があります。
BNPLの仕組み
BNPLは事業者によって分割回数や金利等が異なりますが、あくまで一般的な話をしたいと思います。
BNPLは基本的には決められた回数の中で支払いが完了すれば手数料は一切かからない仕組みとなっています。
ここが画期的なところで、通常のカード払いで分割払いとなると利息を支払うのが一般的ですが、BNPLはそれがかかりません。
なお、決められた回数というのは4回払いで各支払までの期間を2週間設けた「6週間4回払い」が主流となっています。
この分割払いが可能でありながら手数料がかからない仕組みは、収入がそれほど多くない若年層からも高い支持を得ており、BNPL人気を後押ししています。
ただし、手数料がかからないのは商品を購入する顧客だけであり、販売する店側はBNPL企業に対してその分の手数料を支払うのが一般的です。
これは多少手数料を支払ったとしても、新たなターゲット層の獲得や客単価の増加といった販売側にもメリットがあるので成り立っています。
また、アメリカでは顧客の信用情報を測る指標としてFICOスコアというのが使われています。
これは顧客のカード使用履歴から信用情報を数値化し格付けしたものです。
そのため、一般的にクレジットカードの信用審査は厳しいものとなりますが、BNPLの審査はFICOスコアには依存せず無審査の場合が多く、たとえあったとしても簡易なものになっています。
審査は簡易ですが、その分当初の利用枠は限定的であり、支払を繰り返し行い返済履歴を積み重ねることで利用枠が増えていく仕組みです。
この簡略な審査手続きもまたBNPLが拡大している要因の1つです。
主なBNPL企業
世界的なBNPL企業は主に3社あります。
1つ目はスウェーデンの企業であるKlarnaです。
設立は2005年と古く、BNPL企業3社の中では一番の老舗です。
日本のソフトバンクもKlarnaに出資をしております。
現在非上場ではありますが、2021年中の上場を目指しています。
当初ロンドン市場での上場を検討していたようですが、ニューヨーク市場に上場する可能性が出てきました。
2社目はオーストラリアの企業であるAfterpayです。
Afterpayは先日決済大手のスクエア(SQ)が決算発表同日に買収を発表したことで話題となりました。
買収額も大きく290億ドル相当の株式交換による買収とのことです。
そして3社目が今回Amazonとの提携を発表した米国企業のAffirmです。
設立は2012年ですが、2021年1月にNASDAQに上場したばかりです。
今回Amazonとの提携を発表しましたが、つい先日Appleと提携してカナダでBNPLを導入する計画があることも報道されました。
なお、Eコマース市場で成長を続けているショッピファイ(SHOP)や米最大のスーパーマーケットであるウォルマートとも提携しています。
BNPLの問題点
BNPLの問題点はいくつかあります。
1つ目は、債務超過に陥る危険性です。
BNPLは簡易な審査や手数料がかからない利便性ゆえ、個人の支払能力を超えて消費をする利用者が増加しています。
また、それによって期日までに支払いが完了しないため、多額の遅延損害金を請求されるというケースが目立ってきています。
2つ目は、FICOスコアによらない与信です。
アメリカではFICOスコアに基づいて顧客を格付けし、それを業界で共有することによって融資枠等の設定を行っていました。
また、その信用情報がなんと就職にまで影響を与えるほどFICOスコアへの依存度は大きいものでした。
しかしながら、BNPLはFICOスコアに基づかないため、業界全体で顧客の信用情報を正確に把握することが困難になる可能性があります。
その既存の信用評価方法にメスを入れたことが革新的でもあるのですが、混乱を巻き起こす種を撒いてしまった可能性があります。
3つ目は、債権の証券化です。
今回話題になっているAffirmもですが、BNPL企業の中には、金融機関に対して顧客へのローン債権を証券化しているところがあります。
BNPLのメインユーザーが若年層や低所得者であることを考えると、必ずしも支払いが適切に行われるとは限らず、最悪の場合は債務不履行に陥ってしまいます。
そこで想起されるのがリーマンショック時のサブプライムローン問題です。
ただし、リーマンショックのような規模には及ばないので、今のところ杞憂かなと考えております。
今回は最近注目のBNPLを紹介しました。
非常に伸びている業界ですが、1日で約50%も上昇したAffirmを今から買うのは勇気が出ないので、少し株価が落ち着いたら検討したいと思います。
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