【第42話】<株価20倍から半値>香取慎吾のCMで話題のBASEについて調べてみたで!【後編】

日本株

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BASEの後編ですね!前編を見られてない方はぜひそちらもご覧ください♪

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2020年は20バガーを達成したと思ったら現在半値になってしもうたからな!

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チャート的には三角保ち合いなのでどっちにブレイクするか気になりますね!

2020年の20バガー

これはBASEの週足チャートです。

まず前提として、BASEは2021年3月31日を基準日として1株から5株へ株式分割を行っています。

そのため、それ以前と以後では株価の数字が異なりますので注意が必要です。

その上でチャートを見てみると、2020年3月13日に一時最安値154.8円(分割前774円)を記録しました。

しかし終値ベースでは回復し、184.4円(分割前922円)で取引を終えました。

注目なのはその日から勢いよく株価は上昇し、2020年10月8日の場中に上場来最高値である3,448円(分割前17,240円)に達しました。

その後引けにかけて伸び悩み、結局3,186円(分割前15,930円)で取引を終えました。

最安値154.8円(分割前774円)から最高値3,448円(分割前17,240円)まで7ヵ月で約22倍も株価が上昇しました。

株価急騰の要因

コロナによる追い風

この株価急騰の要因はコロナによるEコマース市場への追い風をもろに受けたことによるものです。

例えば、売上高を見てみましょう。

売上高の推移を見ると、2020年12月期2Q(4月~6月)は1Q(1月~3月)と比べると売上が約2.5倍と爆発的に増えていることがわかります。

これは新型コロナウイルス対策の特別措置法が2020年3月13日に成立し、翌月の4月7日から5月25日まで初の緊急事態宣言が発令されたことにより、非接触型のEコマース市場に参入する事業者が増加したためです。

実際、2020年5月15日にはネットショップの開設数が100万ショップを突破しました。

新規ショップ開設数の推移を見てみると、4月から急激に増加していることがわかります。

また、会社側もコロナの影響による需要の拡大だと分析しているようです。

この度の100万ショップ突破に関しては、これまでのようにネットショップを必要とされていた皆さまに加えて、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、実店舗を運営されている方、イベント・催事での物販を主力事業とされていた方、観光事業やそれに関連する事業を営まれている方など、これまでインターネットでの販売を事業上必要とされていなかった皆さまが、販路としてネットショップ開設という手段を選択してくださったことも大きく影響していると考えております。

「BASE」では今年の3月下旬以降、これまでのショップ開設数の推移と比較すると新規のネットショップ開設が急激に増加しています。

140120200515416405.pdf (xj-storage.jp)

ネットショップ開設数の推移

会社はネットショップ開設数が10万ショップを達成するごとにプレスをリリースしています。

過去のプレスリリースの日付をまとめると以下のとおりとなります。

ショップ数 日付 かかった日数
70万 2019年2月28日
80万 2019年8月26日 180日
90万 2020年2月13日 172日
100万 2020年5月15日 93日
110万 2020年7月8日 55日
120万 2020年9月29日 84日
130万 2020年12月10日 73日
140万 2021年3月5日 86日
150万 2021年6月1日 89日

これを見ると10万ショップ増えるのにかかった日数として最も短かったのは、100万ショップから110万ショップのときで、2020年5月15日から7月8日までの55日間ということがわかります。

また、直近では開設スピードが鈍化してきているということがわかります。

ちなみに、香取慎吾さんのテレビCMが開始されたのが2020年の11月11日なので、かかった日数が84日から73日に短縮された要因の一つであると思われます。

株価急騰と決算

2020年の株価の上昇と決算を時系列的に見ていきます。

2020年1Q

2020年3月13日最安値154.8円(分割前774円)を記録しますが、その後上昇し、5月15日に1Q決算発表がありました。

決算を受けて翌営業日5月18日は朝からストップ高507.8円(分割前2,539円)になりました。

2020年2Q

1Q決算後、コロナによる追い風でBASEの業績が拡大するとの期待感から株価は上昇を続けていきました。

2Q決算は8月14日に発表されました。

通期予想の上方修正と1Qから約2.5倍の売上増加が発表されると翌営業日の8月17日は1,500円上昇し、ストップ高1,734円(分割前8,670円)になりました。

そして10月8日に上場来最高値である3,448円(分割前17,240円)を記録しました。

2020年3Q

10月8日に上場来最高値を記録して以降、株価は下落していきました。

3Q決算発表は11月13日にありました。

2Qの売上を超えることができるか期待されましたが、結局2Qの売上を上回ることができず、翌営業日の株価は終値ベースで▲1,340円と10%以上下落しました。

その後は大株主であったサイバーエージェントが11月18日に株式を売却したことが嫌気され、テクニカル的にネックラインである1,500円(分割前7,500円)付近まで下落していきます。

2020年4Q

株価は1,490円(分割前7,450円)でいったんの底を付けた後に上昇し、2,900円(分割前14,500円)まで戻しました。

その後、2021年2月10日に4Q決算を発表しました。

4Q決算でも3Qの売上を上回ることができず翌営業日の始値は▲1,260円と約10%下落して始まりました。

しかしその後は順調に回復していき、大陽線で取引を終え、終値は前日比▲20円となりました。

それ以降は、株価の底は1,500円、上は高値を切り下げる展開が続き、テクニカル的にはディセンディングトライアングルとなっています。

チャートを見る限りそろそろ上下どちらかにブレイクする可能性が高いです。

ただし、いわゆる「だまし」の可能性もあるのでご注意ください。

時価総額とPSR

それでは最高値3,448円(分割前17,240円)のときの時価総額とPSRを算出してみたいと思います。

時価総額

時価総額は発行済株式数×株価で算出されますので、発行済株式数を調べたいと思います。

2020年9月24日に海外募集の新株式を120万株発行しています。

この時の発行済株式数が21,647,000株とあるので、これを基に時価総額を算出します。

そうすると、時価総額は21,647,000株×17,240円で3,732億円となります。

この3,732億円がBASEの上場来最高時価総額となります。

PSR

次にこのときのPSR(株価売上高倍率)を計算してみます。

一般的には株価を分析する指標としてPER(株価利益率)を用いることが多いですが、グロース企業のようにマネタイズの段階ではなく、今後市場(売上)を拡大していくような企業の分析には売上高を基準としたPSRを使用します。

基準となる売上高についてですが、2020年8月14日発表の業績予想修正より、売上高が7,520百万円から8,100百万円の間に上方修正されています。

この売上高を用いると、10月18日最高値時点のPSRは46倍から50倍弱となります。

一般的にPSR20倍以上は割高とされているため、このときの株価は明らかに割高です。

ただし、2020年12月期2Qの売上高が1Qの売上高の約2.5倍になっていることから、市場予想の売上高は会社予想の売上高以上を見込んでいたと思われます。

仮に市場予想の売上高が10,000百万円だったとして計算すると、PSRは約37倍となり、この値でも一般的にみるとかなり割高であると言えます。

現在の株価水準

それでは時価総額とPSRから現在の株価水準を探っていきましょう。

まずは現在の時価総額を算出するために、発行済株式数を把握する必要があります。

会社のHPによると、発行済株式数は109,771,000株です。

よって、6月30日の終値1,689円を基に計算すると、時価総額は1,854億円になります。

次に現在のPSRを算出します。

基準となる売上高については、2021年5月11日発表の通期売上高予想の9,750百万円~10,536百万円を使用します。

ちなみに、通期売上高における市場コンセンサスも会社予想とほぼ同等となっています。

この時価総額と売上高でPSRを計算してみると17倍~20倍弱となります。

一般的に割高とされているPSR20倍を下回っていますので、現在の株価が割高というわけではありません。

ここで、他企業のPSRとも比較してみます。

  • メルカリ(4385):時価総額8,186億円、売上高104,500百万円、PSR8倍
  • HENNGE(4475):時価総額818億円、売上高4,860百万円、PSR17倍
  • フリー(4478):時価総額4,500億円、売上高10,200百万円、PSR44倍
  • GMO-PG(3769):時価総額9,932億円、売上高40,000百万円、PSR25倍
  • マクアケ(4479)::時価総額743億円、売上高5,200百万円、PSR14倍

これを見ると、売上高が近いのはフリー(4478)ですが、PSRは44倍もあります。

このPSRをBASEに当てはめるのは割高ですので、GMO-PGのPSR25倍とHENNGEのPSR17倍よりも大きいPSR20倍でBASEのPSRを計算してみます。

ただし、売上高は会社予想上限の10,536百万円とします。

そうすると、PSR20倍のときの株価は1,920円、PSR25倍のときは2,400円となり、現在株価は割安であるといえます。

また、時価総額でみると、売上高が同規模のフリーはBASEの2.5倍ほどの時価総額があります。

GMO-PGの売上高を1/4にしてBASEの売上高にそろえると、GMO-PGの時価総額は1/4の約2,000億円となります。

時価総額2,000億円を基準にしてBASEの株価を計算すると、1,820円となり、こちらも現在株価は割安であるとみることができます。

ただし、これらはあくまでもPSRと時価総額だけしか見ていませんし、売上高も将来的に会社予想が達成できるとは限りません。

また、比較する企業やそれらの財務情報を用いる妥当性もありませんので、あくまでも参考程度にお考えください。

まとめ

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それではまとめをお願いします!

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ハンバーガーさんが好きです。。。でもテンバガーさんの方が、、、もっと好きです♡

【第42話 完】

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