【第60話】Facebookが21年Q2決算を発表したで!!<決算分析>

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2021年7月28日にFacebook(FB)の21年Q2決算発表がありました!

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内容は事前予想を上回る好決算やったで!

せやけど今後の成長について後ろ向きなガイダンスがあったわ💦

  • 売上高:予想278.2億ドル ➡ 結果290.8億ドル
  • 調整後EPS:予想3.02ドル ➡ 結果3.61ドル
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この決算を受けて翌29日は前日比▲12.3ドル、▲3.8%の361.00ドルで取引を開始しました!

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好決算やったけど売られてしもてるで!

以下詳細を見てくで!

Q2決算

概要

<Facebook 2021年Q2決算>

  2021/Q2(百万$) 2020/Q2(百万$) 増加率(%)
売上高 29,077 18,687 +55.6
営業利益 12,367 5,963 +107.4
純利益 10,394 5,178 +100.7
調整後EPS 3.61 1.80 +100.6

上の表は21年Q2決算と前年である20年Q2決算を比較したものです。

21年Q2決算をみると売上高、営業利益、純利益、EPSが前年同期と比べてすべて著しく増加しています。

特に営業利益、純利益、EPSは前年同期から2倍になっています。

前年はコロナの影響があって落ち込んだとはいえ、素晴らしい決算です。

それではこの好決算を生んだ要因を見ていきましょう。

広告収入

<Facebook Q2決算カテゴリー別売上高>

  2021/Q2(百万$) 2020/Q2(百万$) 増加率(%)
Advertising 28,580 18,321 +56.0
Other 497 366 +35.8
Total 29,077 18,687 +55.6

Facebookは上の表のとおり、売上高の98%以上を広告収入(Advertising)が占めています。

つまり、広告収入の動向がFacebookの業績を左右することになります。

21年Q2の広告収入ついては、広告の平均単価が前年比で47%上昇し、広告配信数も6%上昇しました。

Advertising revenue growth in the second quarter of 2021 was driven by a 47% year-over-year increase in the average price per ad and a 6% increase in the number of ads delivered.

Facebook – Facebook Reports Second Quarter 2021 Results (fb.com)

よって、主に広告単価増がそのままFacebookのQ2好業績に直結していることがわかりました。

コロナによって落ち込んだ企業広告が回復してきたことがわかります。

また、上の月間アクティブユーザー数の推移を見ると、四半期ごとに着実に増加していることがわかります。

アクティブユーザー数は当然ながら広告収入を大きく左右するので、Facebookにとっては重要な指標になります。

懸念事項

なお、企業広告が回復してきてるのはFacebookにとって追い風ではありますが、収益の柱が広告収入に一本化されている状況はあまりいいとは言えません。

今回のコロナはその顕著な例ですが、近年個人情報保護に関する世論が厳しくなっており、大手IT企業はその対策に乗り出しています。

例えば、GoogleはWebサイトに訪問した人の情報を記録するトラッキングクッキーを廃止する方針を打ち出しました。

これにより、広告主がユーザーを追跡することが難しくなり、ネット広告やアフィリエイトに大きな影響を与えることになります。

また、AppleもiPhoneのOSであるiOSにユーザーデータの追跡を拒否することができる機能をアップデートし、個人情報保護の強化に取り組む姿勢です。

これによってユーザーに適切な広告を提供することが難しくなり、ネット広告の効率性が損なわれてしまいます。

広告を効率的に提供することができなければ広告主が莫大なお金を支払う価値はありませんから、企業広告の単価は下がってしまいます。

こうした流れにはFacebookも危機感を強めており、特にAppleのiOSアップデートについては、その悪影響が今回のQ2よりもQ3業績に色濃く出るものと捉えています。

We continue to expect increased ad targeting headwinds in 2021 from regulatory and platform changes, notably the recent iOS updates, which we expect to have a greater impact in the third quarter compared to the second quarter.

Facebook – Facebook Reports Second Quarter 2021 Results (fb.com)

こうした世界的な広告収入に対する逆風も吹いているため、今後は広告収入1本化からの脱却に取り組む必要があります。

業績

四半期推移

それではFacebookの業績推移を見ていきましょう。

まずは四半期の推移からです。

売上高、営業利益、純利益については、毎年Q1からQ4にかけて成長しています。

過去3ヵ年のQ2業績を比較すると、今回のQ2が一番業績が良く着実に伸びています。

また、営業利益率は驚異の40%超えで推移しており、とんでもないビジネスモデルということがわかります。

通期推移

最後にFacebookの通期推移です。

売上高、営業利益、純利益すべて右肩上がりで成長しています。

2020年はコロナの影響で売上高成長率が下がっていますが、2021年については回復に向かう可能性が高いです。

ただし、上述のとおり、AppleのiOSアップデートの影響がどのくらい出るのかによって変わってきます。

年々着実に成長を続けるFacebookですが、PERは約28倍とハイテク企業の中では低い方です。

Q2決算自体は素晴らしい決算でしたので、株価が下がれば積極的に買い増ししていきたいと思います。

【第60話★完】

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