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2021年7月20日にフィリップ・モリス(PM)の21年Q2決算発表がありました!

内容は微妙やったな💦
- 売上高:予想7,670百万ドル ➡ 結果7,594百万ドル
- 調整後EPS:予想1.55ドル ➡ 結果1.57ドル

場中での発表でしたが、決算発表を受けて株価は下落し、前日比▲3.00ドル(▲3.06%)の94.93ドルで取引を終えました。

ダウ全面高の中の下落やから明らかに決算による失望売りやな💦
じゃあ詳細を見ていくで!
Q2決算
概要

フィリップ・モリスのQ2決算内容を確認していきましょう。
2020年のQ2と今回2021年Q2を比較した表が以下のとおりです。
<フィリップ・モリス2021年Q2決算>
2021/Q2(百万$) | 2020/Q2(百万$) | 増加率(%) | |
売上高 | 7,594 | 6,651 | +14.2 |
営業利益 | 3,129 | 2,731 | +14.6 |
純利益 | 2,172 | 1,947 | +11.6 |
調整後EPS | 1.57 | 1.29 | +21.7 |
売上高の事前アナリスト予想は下回りましたが、前年同期と比べるとすべての項目で2ケタの増加率となっています。
これだけみると素晴らしいのですが、コロナの影響で2020年に落ち込んだ売上が戻ってきただけです。
しかし、ワクチンの普及で世界的にコロナの終息が見えてきた中で、売上が回復しているのはとても好感が持てます。
それではもっと詳細に地域別の売上高を見ていきましょう。
地域別売上高
<フィリップ・モリス21年Q2地域別売上高>
2021/Q2(百万$) | 2020/Q2(百万$) | 増加率(%) | |
European Union | 3,149 | 2,475 | +27.2 |
Eastern Europe | 895 | 783 | +14.3 |
Middle East & Africa | 560 | 704 | ▲20.5 |
South & Southeast Asia | 1,046 | 889 | +17.7 |
East Asia & Australia | 1,514 | 1,432 | +5.7 |
Latin America & Canada |
430 | 368 | +16.8 |
地域別の売上高を見るとEU(European Union)の増加率+27.2%を筆頭に、南・東南アジア(South & Southeast Asia)は+17.7%、ラテンアメリカ・カナダ(Latin America & Canada)は+16.8%、東ヨーロッパ(Eastern Europe)は+14.3%と2ケタの増加率を達成しています。
しかし、中東・アフリカ地域では増加率が▲20.5%と他と比べて売り上げが大きく減少しています。
これはサウジアラビアの関税の影響で246百万ドルの減収になっているためです。
On the basis of these decisions and in line with arrangements with the distributors, PMI recorded a pre-tax charge of $246 million in the second quarter of 2021, resulting in a $0.14 per share adverse impact on reported diluted EPS. In accordance with U.S. GAAP, the charge was recorded as a reduction of net revenues on the consolidated statement of earnings.
Earnings Release PM-EX 99.1 – Q2 2021 (gcs-web.com)
次にフィリップ・モリスの商品である紙タバコ(Cigarettes)とIQOSに代表される加熱式タバコ(Heated Tobacco Units)の出荷量を見てみましょう。
商品別出荷量
<フィリップ・モリス21年Q2商品別出荷量>
2021/Q2(百万units) | 2020/Q2(百万units)) | 増加率(%) | |
Cigarettes | 156,138 | 151,359 | +3.2 |
Heated Tobacco Units | 24,356 | 18,708 | +30.2 |
Total | 180,494 | 170,067 | +6.1 |
上の表をみると、加熱式タバコ(HTU)の出荷量が前年同期比+30%を超えており、非常に売れ行きの商品であることがわかります。
ただし、商品出荷量全体に占める加熱式タバコ(HTU)の割合は年々増加していますが13%しかなく、ほとんどは紙タバコになります。
IQOSユーザーも当然増加しており、2,000万人を突破しました。
配当
配当利回り
フィリップ・モリスといえばアルトリアと分社しましたが、その前からカウントすると連続増配年数が50年を超える配当王の称号を持つ銘柄です。
個人投資家の多くはこの配当を目当てに投資されていると思います。
フィリップ・モリスの7月20日の終値は94.93ドルです。
年間配当金を4.80ドルとすると、配当利回りは5.06%です。
配当性向
配当王であるフィリップ・モリスですが、タバコ産業は斜陽産業です。
価格を上げるなどして利益を確保していますが、利益が上がらなければ配当を維持し続けることは難しいです。
今後も増配が持続的に可能なのか配当性向を確認していきましょう。
調整後EPSベースで配当性向を確認していきますが、決算書を見ると2021年の予想EPSが記載されています。
為替の影響を除いた2021年の調整後EPSは5.79ドルから5.89ドルです。
年間の1株配当が4.80ドルなので、配当性向は81.5%から82.9%となります。
さすがに配当性向は高いですが、設備投資の必要がなく利益のほとんどを配当として株主還元していることを考えれば、増配余力については大丈夫そうです。
今後も引き続き増配が期待できそうです。
まとめ

それではまとめをお願いします!

実は、、、アルトリア派です!!!
【第54話★完】
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