↓ポチッと応援お願いします👅

にほんブログ村

今話題の超高配当ETFであるQYLDについて調べてみました!

ちょっと特殊なETFやな!
QYLDとは
概要
正式名称
グローバルX NASDAQ100 カバード コールETF
運用会社
グローバルX社
設定日
2013年12月11日
取引所
NASDAQ
指標
CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックス
経費率
0.6%
構成銘柄
約100銘柄
資産総額
4,236百万ドル(9月12日)
価格
23.05ドル(9月12日)
利回り
9.51%(9月12日)
支払回数
12回(毎月支払い)
ポイント
QYLDはNASDAQ100指数の構成銘柄に投資し、同時にNASDAQ100指数の売り建てコールオプションを行うカバード・コール戦略をとっているETFです。
売り建てカバード・コール戦略による安定したプレミアムを獲得することを目標としています。
そのため、キャピタルゲインを期待するETFではありません。
プレミアムによる分配金を目的に投資するETFです。
NASDAQ100指数に合わせて年1回の銘柄入れ替えと四半期に一度のリバランスを行っています。
ただし、コール・オプションの更新は毎月行っています。
カバード・コール戦略
QYLDは通常の銘柄詰め合わせのようなETFとは異なり、コール・オプション取引を行っています。
コール・オプションとは買う権利のことです。
QYLDにおけるカバード・コール戦略は、NASDAQ100指数の購入と売り建てコール・オプションを組み合わせたものになりますから、コール・オプション取引を理解することが必要になります。
これについては、多少長くなるので今回の記事ではなく別の記事で説明したいと思います。
今回は超ざっくりにします。
上のグラフはNASDAQ100指数が上昇する場合の説明になります。
Step①でNASDAQ100指数の構成銘柄に投資をしています。
つまり、NASDAQ100指数を購入するわけです。
そうすると、NASDAQ100指数が上昇し続ける限りキャピタルゲインが得られます。
次に、Step②でNASDAQ100指数のコール売りというのを行います。
コール売りを行うとStep③のプレミアムが貰えます。
プレミアムとは利子みたいなものだとご理解ください。
つまり、NASDAQ100指数を購入してコール売りを行うことでキャピタルゲインとプレミアムの双取りができるのです。
当然ですがこんな美味しい話があるわけがなく、ある価格(権利行使価格)よりもNASDAQ100指数が上昇するとその上昇分コール売りで損失が発生してしまうのです。
ざっくりとした例ですが、権利行使価格を100ドルとすると、NASDAQ100指数が120ドルまで上昇した場合、コール売りによる損失が20ドル発生するということです。
しかしながら、NASDAQ100指数をStep①で購入していたため、こちらで20ドル上昇分のキャピタルゲインを得ていますから、コール売りの損失20ドルを相殺できるのです。
つまり、コール売りだけでは20ドルの損失でしたが、NASDAQ100指数を購入しているおかげで20ドルの損失が相殺され結果として損失は発生しないのです。
損失が発生しないどころか、コール売りにはプレミアムが付きますから、プレミアムの分だけ得をするということです。
このプレミアムの一部を分配金として還元しているのがQYLDとなります。
なぜこのようなNASDAQ100指数の購入とコール売りというのを組み合わせた戦略をとっているかというと、株式は将来上昇するのか下落するのか誰にもわからないからです。
上の例のようにNASDAQ100指数が権利行使価格を超えて上昇する場合は、コール売りを行わずにただNASDAQ100指数に投資をすればパフォーマンスが良いのは明らかです。
しかしながら、NASDAQ100指数が下落した場合、NASDAQ100指数だけに投資をするとその下落の影響をもろに受けてしまいます。
そこでコール売りです。
コール売りを行うとプレミアムが付きますから、プレミアム分だけ下落の影響を和らげることができます。
つまり、カバード・コール戦略とは不確実な将来の値動きに対する保険みたいなものでしょうか。
上昇相場では著しい利益は取れないが下落相場でも大ダメージは喰らわないという感じです。
分配金
QYLDは利回りが10%近い高利回りETFです。
過去の分配金推移は以下のとおりとなります。

2021年は当然まだ途中ですが、設定来の推移をみるとだいたい年間の分配金は2ドルを超えていることがわかります。
現在の株価が約23ドルなので、100株購入すると年間で200ドル分配金が貰える計算です。
比較的安定して分配金を支払っているように感じます。
ただし、分配金の増配率は年によってばらつきがあるので注意が必要です。
また、少し引っかかるのが2020年です。
2020年は2月から3月にかけてコロナショックによって株価が急落しました。

しかしながら、上の分配金の月ごとの支払額をみると、3月が多少減少してはいますが、基本的にはそこまで他の月と変わらないように思います。
ただ、コール売りによるプレミアムだけではキャピタルゲインの損失が大きすぎて分配金を支払えないはずです。
そのため、2020年の前半はタコ足配当になった可能性があります。
今までの成績が良くて企業でいうところの内部留保があったため大丈夫だったのでしょう。
暴落すると当然損失が出てしまうので減配のリスクはありますが、逆に言うと大きく減配することなく分配金を支払ったことは会社の姿勢として評価できるのではないでしょうか。
株価
QYLDの特徴の1つとして、キャピタルゲインを放棄して分配金を目的にしているので株価の変動があまりないことが挙げられます。

例えば、上のチャートはQYLDの設定来チャートになりますが、株価はおよそ17ドルから26ドルの間で推移しています。
分配金の年間支払額が2ドルだとすると、利回りは7.7%から11.8%程で推移していることになります。
株価が安定していることは分配金目的の場合はキャピタルゲインによる損失が出にくいので評価できるポイントです。
株価も上昇することが理想ではありますが、分配金利回りだけで高リターンなのでキャピタルゲインによる利益がなくても十分ではないでしょうか。
QYLDはキャピタルゲインよりも分配金が大事だという方にとっては良い商品なのではないでしょうか。
ただし、近年のQQQの上昇相場では、やはりキャピタルゲインにアンダーパフォームしてしまいます。
また、今後下落局面が来た場合、タコ足配当になり大きく分配金が減配される可能性もあります。
投資をする場合はそうしたリスクを鑑み、十分検討の上行ってください。
☆大変励みになりますのでポチっとお願います☆

にほんブログ村
※投資は自己責任でお願いします。

ツイッターもフォローしてや!

わたしもお願いします💦
コメント