米国GDP成長率から判断するリセッション(景気後退)②

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引き続きGDPについてですね!

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今回は米国のGDP推移を見ていくで!

リセッション(景気後退)

米国GDP推移

前回の記事では、リセッションの判断基準の1っであるGDPについて簡単に説明しました。

GDPが2四半期連続でマイナス成長になると一般的にリセッションと判断されます。

今回は米国のGDPは実際にどのように推移しているのか見ていきたいと思います。

下のグラフは四半期毎の米国GDPの推移を表したものです。

各棒グラフは前年同期比の成長率を表しており、青が予想、オレンジは結果で、単位は%です。

これを見ると、2018年Q1(第1四半期)から2019年Q4(第2四半期)までは、GDP成長率が前年同期比プラス成長であることがわかります。

しかしながら、2020年Q1から2020年Q2にかけて2四半期連続でマイナス成長となっています。

特に2020年のQ2は、GDP成長率▲32.9%と統計開始以来の大幅なマイナスとなっています。

これは言わずもがな、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアメリカでもロックダウン(都市封鎖)が行われ、経済活動がストップしたことによる影響です。

この時期は2四半期連続でGDPがマイナス成長ですので、リセッション入りと判断されました。

実際に株価も暴落し、以下のチャートのとおり、S&P500はわずか一ヶ月半ほどで3,393ドルから2,191ドルと約35%も暴落しました。

また、あまりのパニック売りに、一定以上の株価下落が起きた際に一時的に取引を停止させる措置であるサーキットブレーカーが発動されました。

しかしながら、次の四半期である2020年Q3はGDP成長率+33.1%と一気に改善に向かいました。

その後は一桁成長が続きましたが、とうとう2022年Q1(1月から3月)にGDP成長率▲1.6%(速報値▲1.4%)とマイナスに転じました。

予想は+1.0%だったのでまさかのマイナス成長となりました。

GDP内訳

予想に反してのマイナス成長となってしまいましたが、この結果を正しく認識するために2022年Q1のGDP内訳を見てみたいと思います。

上の棒グラフは、主なGDPの構成要素である、個人消費、民間投資、政府支出、輸出入の対前年同期比を表しています。

青いグラフが2021年Q4を、オレンジ色のグラフが2022年Q1を表しており、単位は%です。

これを見ると、2022年Q1における個人消費と民間投資はそれぞれ+2.7%と+2.3%であり堅調であることがわかります。

特に個人消費と企業の設備投資は経済の根幹を成すものですから、これらの数字に着目すると決してネガティブにとらえる必要はないと言えます。

今回のGDPのマイナス成長の原因は輸出入です。

上のグラフからわかるように、輸出が減って輸入が増えています。

事実、輸出よりも輸入が上回る貿易赤字は過去最高水準にあります。

これがGDP全体を押し下げ、結果としてマイナス成長につながったのです。

この輸入の増加は、新型コロナウイルス感染拡大によって停滞していた経済を徐々に回復させていこうという機運の中で、モノや財に対する需要が増加したためと考えられます。

また、マイナス成長となったもう一つの原因としては、前年の2021年Q1の成長が著しかったことも挙げられます。

2020年のQ1もコロナの影響で▲4.8%とマイナス成長を記録しました。

その結果、翌年の2021年Q1はその反動もあって+6.3%と大幅な成長を実現しました。

2022年Q1はそうした大幅な成長を見せた2021年Q1と比較しなければならず、相対的に低成長に陥ってしまったということも原因として考えられます。

それでは、次の2022年Q2のGDPはどうなるのでしょうか。

大方の見方としては、引き続き堅調な個人消費と民間投資の下、中国のロックダウンの影響で輸入が相対的に減少し、結果としてマイナス成長は回避できるのではないかと予想されています。

つまり、2四半期連続のマイナス成長によるリセッションは避けられるのではないかという見方が多勢になっています。

次回2022年Q2GDPの発表は7月28日です。

ドキドキわくわくしながら発表を待ちたいと思います。

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