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引き続き逆イールドですね!

今回は短期と長期の国債利回りに影響を及ぼす要因についてや!
リセッション(景気後退)
なぜ逆イールドは発生するのか
前回の記事では、リセッションと関係の深い逆イールドについて記事にしました。
逆イールドとは、以下のように短期国債利回り(短期金利)と長期国債利回り(長期金利)の大小が逆転することを意味します。

今回はこの逆イールドについて、なぜ発生するのかということについて書いていきます。
そのことを明らかにするためには、まず短期国債と長期国債の利回りに影響を与える要因を探っていく必要があります。
短期国債と長期国債の利回りを決定する要因
実は短期国債の利回りと長期国債の利回りを決定する主な要因はそれぞれ異なっています。
その要因の違いが逆イールドを引き起こすのです。
まず短期国債の利回りですが、短期国債は主に政策金利によって決定されます。
アメリカの場合は日本の日銀にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が決定するFFレート(フェデラル・ファンド・レート)が実質的な政策金利になっています。
FFレートとは、市中銀行がFRBに預けるお金が足りない時に銀行間でお金を貸し借りするときの金利のことです。
市中銀行は法律で定められた一定の金額をFRBに預けなくてはなりません。
しかし、思いがけずの出金などでお金が不足した場合は、他の銀行からお金を借りる必要があります。
その時の金利のことをFFレートと呼びます。
政策金利であるFFレートは銀行間の金利のみならず、一般的な市中における銀行からの借り入れの金利に影響を与えます。
なぜなら、FFレートが上がるとその分銀行から出ていくお金が増えてしまいます(コスト増)ので、貸し出す際の金利を上げることで収入を上げないといけないからです。
よって、政策金利は市中金利にも影響を与えるのです。
また、もしあなたが投資家なら、年利息2%で爆損戦隊ロスレンジャーにお金を貸すのと、年2%の利回りである国債を購入するのとではどちらを選択しますでしょうか。
よほど変わった人でない限り、今にも破産しそうなロスレンジャーにお金を貸すよりも、最も信用力の高い国にお金を貸す(国債を購入する)のではないでしょうか。
では、政策金利が上がったとして、その影響でロスレンジャーも年利息を上げないとお金を貸してくれる人がいなくなり、仕方なく年利息15%で融資を募った場合はどうでしょうか。
年利息2%のときよりは、国債を購入するよりもロスレンジャーにお金を貸すことを選択する人が増えるのではないでしょうか。
このように政策金利が上昇したことで、市中の金利も上昇すると、国債を購入するよりも市中の融資を選好する人が増えてきます。
そうすると、国債の相対的価値が下がり、国債が売られ、国債利回りが上昇します。
1つには以上のような心理が働いて政策金利が上がると短期国債利回りは上昇するのです。
一方、長期国債の利回りですが、これも上の理屈で政策金利の影響を多少なりとも受けます。
しかしながら、10年債などの長期になればなるほど、政策金利が今後上がるのか下がるのかなどということは予測が難しいですから、政策金利よりも経済・景気の動向・基盤やインフレ見通しなどというのが利回りに大きな影響を与えるのです。
一般的に経済見通しが悪くなると、株式から長期の国債に資金を移す投資家が増えてきます。
そうすると、株式が売られ株価が下がる一方で、国債価格は上昇します。
国債価格が上昇するということは、利回りが下がることと同じですから、長期の国債利回りが低下します。
その時にFRBが利上げをしていれば、短期の国債利回りは上昇しますので、長短の国債利回りが逆転するという逆イールドという現象が生じるのです。
もちろん、長期の国債利回りが上昇している場合にも、その速度が短期の国債利回りの上昇ペースと比べて遅い場合には短期の利回りが長期を上回り逆イールドが発生することもあります。
こうした要因で生じる逆イールドですが、リセッションと深い関係にあります。
次回はリセッションと逆イールドの関係について記事にしていきたいと思います。
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