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2021年8月18日にロビンフッド(HOOD)の21年Q2決算発表がありました!
上場後初の決算です!

内容はEPSが事前予想を大幅に下回ってしもたで💦
- 売上高:予想521.84百万ドル ➡ 結果565.33百万ドル
- 調整後EPS:予想▲0.15ドル ➡ 結果▲2.16ドル

18日の終値は49.80ドルでしたが、決算後19日の終値は44.69ドル(▲11%)、20日の終値は42.64ドル(▲16%)と株価が急落しました💦

以下詳細を見てくで!
Q2決算
売上

<Robinhood 21年Q2/20年Q2>
2021/Q2(百万$) | 2020/Q2(百万$) | 増加率(%) | |
売上高 | 565.33 | 244.21 | +131 |
純利益 | ▲501.67 | 57.58 |
赤字転落 |
調整後EPS | ▲2.16 | 0.09 | 赤字転落 |
上の表は今回21年Q2決算と前年同期20年Q2を比較したものです。
これを見ると、売上は244百万ドルから565百万ドルと2倍以上も増加しました。
また、これまでの売上推移を見てみると、順調に右肩上がりに伸びていることがわかります。
特に、2020年Q4から2021年Q1にかけては318百万ドルから522百万ドルと+64%も増加しています。
しかし、21年Q2と21年Q1の売上を比較する(QoQ)と、522百万ドルから565百万ドルとわずか+8%の増加にとどまっています。
この売上成長の鈍化は一体何が原因なのでしょうか。
Transaction-based revenues
ロビンフッドの売上のうち、約8割が株式投資や暗号資産取引等ができるプラットフォームからの収益(「Transaction-based revenues」)です。
「Transaction-based revenues」の売上は451百万ドルで前年同期比+141%です。
しかし前年比(YoY)ではなく前期比(QoQ)で見てみると、21年Q1の売上420百万ドルに対して、Q2の売上は451百万ドルとわずか+7%しか増加していません。
MAU(月間アクティブユーザー数)を見ると順調に右肩上がりでその数を増やしており、21年Q2時点で2,130万人と21年Q1と比較して(QoQ)+20%以上も増加しています。
MAUは売上の増加(+7%)以上に伸びていることがわかります。
次にARPU(ユーザー1人あたりの平均収益)を見ると21年Q1からQ2は137ドルから112ドルと▲18%も減少しています。
QoQベースでの売上高鈍化の原因はこのARPUだということがわかりました。
つまり、顧客は結構増えたけど客単価が減少したので全体の売上としては微増にとどまったということです。
「Transaction-based revenues」の売上構成を確認すると「Crypto(暗号資産・仮想通貨)」の売上が著しく成長していることがわかります。
「Crypto」は2020年Q2の5百万ドルから21年Q2の233百万ドルと約47倍(YoY)にもなっています。
2021年Q1とQ2を比較しても(QoQ)88百万ドルから233百万ドルと約2.5倍になっています。
「Crypto(暗号資産取引)」についてはVlad Tenev CEOのコメントの中でも言及されており、Q2は特に女性投資家の間で手数料無料の暗号資産取引が非常に流行したとのことです。
“We’re happy to expand access through products like commission-free crypto trading, which saw strong growth this quarter among women investors in particular, and IPO Access, which gives customers an opportunity to invest in companies at their IPO price.”
Robinhood Exhibit 99.1_6.30.2021 (2).pdf (q4cdn.com)
売上高についてまとめると、YoYベースでは2倍以上に成長しましたが、QoQベースだと微増となっています。
これはユーザー数は増加したものの、客単価が減少してしまったことによるものです。
成長の主な原動力は暗号資産取引でQ1と比較すると約2.5倍になっています。
次は純利益について見ていきましょう。
純利益
純利益については、21年Q2決算では▲501.67百万ドルの大幅赤字になっています。
これまでの純利益の推移をみると、2021年Q1決算からいきなり大幅な赤字を計上していることがわかります。
これは将来的に株式に転換される可能性のある社債(コンバーチブルノート)とワラント債の価値評価見直しによる変動分が計上されているためです。
具体的には、2021年Q1は▲1,492百万ドル、Q2は▲528百万ドルです。
Q1 and Q2’2021 include changes in fair value of our convertible notes and warrant liability of $(1,492) million and $(528) million due to mark-to-market adjustments, respectively.
Q2 2021 Investor Deck (q4cdn.com)
この分を差し引くと純利益はほぼ横ばいの推移となっています。
今後の見通し
ロビンフッドの事業は季節性や市況、予期せぬマーケットイベント等の様々な要因によって左右されます。
Our business is affected by many factors, including seasonality, general market conditions and retail trading behavior as well as significant, unanticipated market events.
Robinhood Exhibit 99.1_6.30.2021 (2).pdf (q4cdn.com)
今回のQ2決算は好調でしたが、次回Q3は季節性の影響と業界全体の取引活動の減少(夏枯れ)によって、Q2よりも売上が減り、新規の資金源であるアカウントが大幅に減少する見通しとのことです。
For the three months ended September 30, 2021, we expect seasonal headwinds and lower trading activity across the industry to result in lower revenues and considerably fewer new funded accounts than in the prior quarter.
Robinhood Exhibit 99.1_6.30.2021 (2).pdf (q4cdn.com)
まとめ
ロビンフッドの決算は売上がYoYベースでは著しく成長していましたが、QoQベースでは成長が鈍化していました。
今回の決算は良い決算とは言えないものでした。
また、Q3見通しも良くないことから株価が反応し急落したのだと思われます。
しかしMAUは順調に増加しているため、季節性はありますが、このまま持続的に伸ばしていくことができるのか注目していきたいです。
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